VPSでMoneroマイニング

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VPSでMonero(モネロ)のCPUマイングをしてみました。

利用しているサーバのOSはCentOS7です。XmrigのgithubからLinux用のバイナリーをダウンロードし適当な場所に展開します。

実行

マイニングプールはMinexmrを利用しました。コマンドラインから実行する場合は以下のようにします。

./xmrig -o sg.minexmr.com:4444 -u xxxx(ワレットのアドレス)

-o でマイニングサーバのURL、-u で自分のユーザー名(Moneroワレットのアドレス)を指定しました。

これだとCPU全開でマイニングを行って、VPSサーバ管理会社から利用制限がかかってしまいます。cpu-max-threads-hintオプションで負荷を抑えました。

./xmrig -o sg.minexmr.com:4444 -u xxxx(ワレットのアドレス) –cpu-max-threads-hint 33 -l ${logfile}

うちの契約しているVPSのCPUは3コアなので、1つだけ利用するように33(%)を指定しました。他の方法ではcpulimitを利用する方法もあるらしいです。あと -l はログファイルを指定するオプションです。

xmrigを実行したところ。メモリが少なくてRandomXが動かないのでスローモードにするとか・・・でも一応動いてはいるっぽい
topコマンドでCPU使用率が約100%になってるのを確認(オプション指定しなければ3CPUで300%だった)

停止

手動で表で実行している場合はCTRL+Cで停止できますが、バックグラウンドで実行している場合はプロセスIDを指定してkillコマンド(-9などをつけて)で停止します。pkillコマンドを使えばgrepでxmrigを含むプロセスを指定してkill~といった処理を短く書けました。

pkill -f xmrig

参考 ps+killのより少し楽なプロセス強制終了法

その他

サーバー負荷の小さい夜の間だけ(1時~7時とか)実行するようにスケジュール登録したかったのですが、systemctlとtimerを使うと、service、timerファイルを2個ずつ作らないといけない(もっと簡単な方法があるかも?)感じで、面倒だったのでcronでやりました。

なお実行したときに一応動いてる風ですが、マイニングプール側のサイトの管理画面でなかなかマイニングしてることが表示されませんでした。しばらく待ってacceptedと表示されてはじめてマイニングプール側の画面に反映されました。ハッシュパワーが貧弱で最初のacceptedが出るまでに少し時間がかかりました。

acceptedになってはじめてハッシュレートやグラフが表示された

少し前に最近買ったWindows PCでも一晩モネロをマイニングしてみたのですが、たしか10~20円とかいうレベルの収益でした。ハッシュパワーはその1/100ぐらいなので予想収益は一晩で1円未満とかいうレベルな気がします。

Linuxをさわるのも久々でダウンロードや展開の仕方からググりながらの手探りで半日かかりましたが、なんとか動いてはいるようです。

追記:一晩6時間ほど掘ってみたところ0.000003XMR(≒0.08円)の収益になりました。ログを見るとacceptedが26回ありました。

365日やって年29.2円。手堅く2%複利で運用して563年で億れる計算になります。まぁ、参加することに意義があるというか、調査、勉強のために試してみました。

最近の仮想通貨はずるい大人たちの金儲けの道具に成り果ててしまったようで、まだまともな方のビットコインでさえマイニング企業や、大量保有者などの利益団体に支配されています。サトシナカモトが目指した仮想通貨の理念を受け継いでいる数少ない仮想通貨の一つがモネロです(ほんま知らんけど)。

それはともかく、”マイニング”を体験してみようというときにモネロはとても簡単でいいのではないでしょうか?(メールアドレスさえ不要でプールを利用できたり)。全く儲かりはしませんが。

今後ともウォッチを続けていきたいと思います。

参考

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